【給付金制度のある職業訓練とは】
※2015年10月16日更新版。
ハローワーク(職安)が窓口になっている職業訓練「求職者支援訓練」なら、第二種電気工事士などの講座などを格安の費用で受講できます。「月収8万円以下」といった条件をクリアした場合には、月々10万円の給付金をもらいながら資格取得講座を受けることも可能です。
給付金「職業訓練受講給付金」をもらうための条件には、次のようなものがあります。
・本人収入が月8万円以下
・世帯全体の収入が月25万円(年300万円)以下
・世帯全体の金融資産が300万円以下
職業訓練給付金について、詳しくは当ブログの次の記事をご覧ください。
・【月々10万円】ハローワーク 職業訓練給付金の受給条件とは
求職者支援訓練は、離職中で、雇用保険に加入していない社会人向けの職業訓練になります。
職業訓練には、第二種電気工事士以外の講習会もあります。訓練は、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、愛知県、大阪府など、全都道府県で実施されています。
【募集情報の探し方】
次の公式HPで、求職者支援訓練の講座を検索できます。
(求職者支援訓練 検索ページ)
・求職者支援訓練認定コース情報検索システム
【求職者支援制度の例】
この訓練は、ハローワークが直接行うのではなく、民間の一般企業や資格取得スクールに委託して実施する形式(委託訓練形式)がとられていることが多いです。
第二種電気工事士関連ということですと、次のようなスクールが見受けられます。
■東京都のビルメンテナンス・電気設備管理講座の例
・想定する仕事
ビルメンテナンス係(設備管理)、電気工事作業者
・訓練内容
ビル管理業として必要な「電気」「建築・設備」「消防」「危険物」等に関する知識・技能を習得する。
・対象資格(任意受験)
危険物取扱者乙種4類
消防設備士乙種4類
第二種電気工事士
・訓練期間及び訓練時間
平成27年11月9日~平成28年2月8日 (3か月)
10:00 ~ 16:30
・自己負担額
¥8,912
(交通費が別途発生する場合があります。)
・募集定員
30人
・訓練実施施設
LEC東京リーガルマインド水道橋本校
(株式会社東京リーガルマインド)
・訓練実施施設の所在地
東京都千代田区三崎町
■新潟県の例
・想定する仕事
弱電工事技術者
・訓練内容
職業能力の基礎となるコミュニケーション力やビジネスマナー、電気設備工事における資材管理、配管工事、配線工事、機器据付、調整・検査に関する知識及び技能・技術を習得する。
・対象資格(任意受験)
第二種電気工事士技能試験
・訓練期間及び訓練時間
平成27年5月19日~平成27年9月18日 (4か月)
9:30 ~ 16:10
・自己負担額
¥2,484
(交通費が別途発生する場合があります。)
・募集定員
25人
・訓練実施施設
NPOにいがた 堀之内校
(特定非営利活動法人新潟県高度情報社会生活支援センター)
・訓練実施施設の所在地
新潟県新潟市中央区堀之内南
■大阪府の例
・訓練実施機関名 株式会社資格センター
・訓練科名 電気設備技術者養成科
・訓練期間月数 3ヶ月
・訓練期間 平成26年11月17日 ~ 平成27年2月16日
・訓練時間帯 9:40 ~ 16:10 ※主な訓練時間帯
・募集定員 15人
・対象資格(任意受験)
第2種電気工事士
乙種4類危険物取扱者
・訓練内容 電気設備の工事・保守・管理・点検の実務者に必要な知識及び技能・技術を習得する。
・自己負担額 3,672円
※交通費が別途必要になる場合があります。
・訓練実施施設名 資格センター
・実施施設所在地 大阪府大阪市天王寺区南河堀町
・想定する仕事 電気技術者
■神奈川県の例
・訓練実施機関名 株式会社東京リーガルマインド
・訓練科名 ビルメンテナンス・電気設備管理科
・訓練期間月数 3ヶ月
・訓練期間 平成26年6月16日 ~ 平成26年9月12日
・訓練時間帯 10:00 ~ 16:30 ※主な訓練時間帯
・募集定員 30人
・対象資格(任意受験)
危険物取扱者乙種4類 消防試験研究センター
消防設備士乙種4類 消防試験研究センター
第二種電気工事士 電気技術者試験センター
・訓練内容 ビル管理業として必要な「電気」「建築・設備」「消防」「危険物」等に関する知識・技能を習得する。
・自己負担額 8,912円
*交通費が別途必要になる場合があります。
*消費税率引上げにより金額に変更が生じる可能性があります。
・訓練実施施設名 LEC東京リーガルマインド川崎本校
・実施施設所在地 神奈川県川崎市川崎区砂子
・想定する仕事 ビルメンテナンス係(設備管理)、電気工事作業者
■埼玉県の例
・訓練実施機関名 テレネットジャパン株式会社
・訓練科名 電気設備管理者養成科
・訓練期間月数 6ヶ月
・訓練期間 2012年5月21日 ~ 2012年11月20日
・訓練時間帯 9:30 ~ 16:00 ※主な訓練時間帯
・募集定員 30人
・対象資格(任意受験)
乙種4類危険物取扱者
乙種4種消防設備士
乙種6種消防設備士
第二種電気工事士
・訓練内容 電気設備管理業務に必須な各設備の内容を学習し、電気設備管理者として必要な第二種電気工事士、危険物取扱者(乙4)、消防設備士(乙6・乙4)の国家試験に合格できるレベルの知識を身につける
・自己負担額 11,009円
・訓練実施施設名 TNJ埼玉研修センター
・実施施設所在地 埼玉県川口市栄町
【第二種電気工事士の試験日と合格率】
第二種電気工事士の資格試験の試験日程や合格率については、当ブログの次の記事でまとめています。
・【2015年】 申し込み・試験日程 【第二種電気工事士試験】
・【最新まとめ】 合格率と難易度 【第二種電気工事士試験】
【窓口など】
申し込みや問い合わせの窓口はハローワーク。求職者支援訓練以外にも講習会が用意されています。
くわしくは、厚生労働省のHPをご覧ください。
(職業訓練 公式ページ)
・厚生労働省のHP:職業訓練(就職に向けてスキルを身につけたい方へ)
なお、第二種電気工事士の訓練の数は少なめです。さらに、格安の受講費用ということで、競争倍率が高くなることがあります。面接などがあり、必ずしも希望者全員が受講できるとは限りません。
ですので、内容の充実した有料の講座も選択肢に加えることをおすすめします。第二種電気工事士は、ユーキャンの通信講座などでも勉強することができます。
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