【給付金制度のある職業訓練とは】
大和高田市に限らず、全国のハローワーク(職安)が窓口となり、職業訓練「求職者支援訓練」が行われています。「月収8万円以下」といった条件をクリアした場合には、月々10万円の給付金をもらいながら訓練を受けることができます。求職者支援訓練は、離職中で、雇用保険に加入していない社会人向けの職業訓練です。
給付金「職業訓練受講給付金」をもらうための条件には、次のようなものがあります。
・本人収入が月8万円以下
・世帯全体の収入が月25万円(年300万円)以下
・世帯全体の金融資産が300万円以下
職業訓練給付金について、詳しくは当ブログの次の記事をご覧ください。
・【月々10万円】ハローワーク 職業訓練給付金の受給条件とは
【求職者支援制度の例】
この訓練は、ハローワークが直接行うのではなく、一般企業や資格取得スクールに委託して実施する形式がとられていることが多いです。
たとえば、大和高田の市内で次のような講習会が行われています。
■大和高田市のWEBプログラミング講座
・訓練実施機関名 学校法人白光学園
・訓練科名 WEBプログラミング開発科
・訓練期間月数 4ヶ月
・訓練期間 2013年7月12日 ~ 2013年11月11日
・訓練時間帯 9:30 ~ 16:20 ※主な訓練時間帯
・募集定員 15人
・対象資格(任意受験)
Webクリエイター能力認定試験 認定機関(サーティファイ)
・訓練内容 PHP、JavaScript、SQL、HTML、CSS
・自己負担額 9,807円
・訓練実施施設名 高田ビジネスコンピュータ学校
・実施施設所在地 奈良県大和高田市本郷町
・想定する仕事 WEBアプリケーション作成プログラマー
訓練は、他の地域でも実施されています。
■奈良市の医療事務講座
・訓練実施機関名 特定非営利活動法人キャリア・サポートみらい
・訓練科名 医療・介護・調剤事務科
・訓練期間月数 3ヶ月
・訓練期間 2013年8月7日 ~ 2013年11月6日
・訓練時間帯 9:25 ~ 16:05 ※主な訓練時間帯
・募集定員 16人
・対象資格(任意受験)
医療事務管理士R(医科)・(株)技能認定振興協会(JSMA)
介護事務管理士R・(株)技能認定振興協会(JSMA)
調剤事務管理士R・(株)技能認定振興協会(JSMA)
・訓練内容 医療機関や調剤薬局等の事務員に必要な医療保険制度・診療報酬、調剤報酬の学習、レセプト作成。介護施設等の事務員に必要な介護保険制度・介護費報酬の学習、レセプト作成
・自己負担額 15,000円
・訓練実施施設名 特定非営利活動法人キャリア・サポートみらい
・実施施設所在地 奈良県奈良市油阪町
・想定する仕事 医療事務員、介護事務員
■大和郡山市のOA事務講座
・訓練実施機関名 株式会社ウィル
・訓練科名 OA事務科
・訓練期間月数 4ヶ月
・訓練期間 2013年8月7日 ~ 2013年12月6日
・訓練時間帯 9:30 ~ 16:00 ※主な訓練時間帯
・募集定員 20人
・対象資格(任意受験)
マイクロソフトオフィススペシャリスト
Word2010エキスパート・Excel2010エキスパート・PowerPoint2010、Access2010
日商PC検定3級 文書作成・データ活用
・訓練内容 多種多様な事務作業に求められる文書作成・表計算・プレゼンテーション資料作成・データベースの操作スキルに加え、HTML・画像編集の知識を習得し、一人でWebページが構築できるスキルを身につける
・自己負担額 6,000円
・訓練実施施設名 ウィルパソコンスクール大和郡山教室
・実施施設所在地 奈良県大和郡山市北郡山町
・想定する仕事 OA事務員
資格取得講座の種類としては、介護職員初任者研修(旧 ホームヘルパー2級)、介護福祉士実務者研修(旧 介護職員基礎研修)、介護事務、医療事務講座、パソコン教室、簿記、ネイル・スクールなどがあります。
【募集情報の探し方】
次の公式HPで、求職者支援訓練の講座を検索できます。
(検索ページ)
・求職者支援訓練認定コース情報検索システム
http://nintei.jeed.or.jp/kyushokushien/search/
【窓口など】
申し込みや問い合わせの窓口は、ハローワークになります。
求職者支援訓練以外にも、ハローワークを窓口にして、さまざまな格安の資格取得講座などが用意されています。奈良県の場合、職業訓練の総合情報は、厚生労働省奈良労働局のHPなどから探すことができます。
(総合情報)
・厚労省奈良労働局
http://nara-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/hourei_seido_tetsuzuki/shokugyou_kunren/tetsuzuki/kunrenseido.html
なお、職業訓練は、格安の費用ということで、競争倍率が高くなることがあります。面接などがあり、必ずしも希望者全員が受講できるとは限りません。
また、雑多な民間企業が資格取得講座を請け負っているため、中には中身の薄い授業をしているところもあります。ですので、内容の充実した有料の資格取得学校も選択肢に加えることをおすすめします。
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