2つのルート
保育士の資格をとるには、次の2つのいずれかのルートを選択します。
1、保育士養成課程のある専門学校・短大・大学を卒業する
→卒業すれば保育士資格が取れる
2、試験に合格する
保育士養成課程のある学校は?
たとえば、東京都の場合ですと、次のような学校があります。
・昭和女子大学人間社会学部初等教育学科
・武蔵野大学教育学部児童教育学科
・青山学院女子短期大学子ども学科
・上智社会福祉専門学校保育士科
・聖徳大学幼児教育専門学校保育科
保育士養成課程のある専門学校・短大・大学の一覧については、厚生労働省の次の資料などに掲載されています。
(参考)
・厚生労働省:指定保育士養成施設一覧(平成25年4月1日時点)
(PDFファイル)
国家試験の日程は?
2015年度(平成27年度)の試験日は次のとおりです。
・筆記試験: 2015年8月8日(土)、8月9日(日)
・実技試験: 2015年10月18日(日)
くわしくは、当ブログの次の記事をご覧ください。
・【2015年版】 保育士試験 【申し込みと試験日程】
国家試験の受験資格は?
受験資格は8とおりの条件のうち、いずれかを満たしていいること。
条件の中には、「大学に2年以上在籍して62単位以上を修得した人」や「高校を卒業していて『2年以上かつ2880時間以上』児童福祉施設での実務経験がある人」などがあります。
ですので、短大や大学を卒業していれば、保育士と関係のない学部・学科でも受験資格があることになります。
8とおりの条件は以下のとおりです。
1、大学に2年以上在学して62単位以上修得した人。または高等専門学校を卒業した人
2、大学に1年以上在学している人で、年度中に62単位以上修得することが見込まれる人
3、高等専門学校および短期大学の最終学年に在学している人で、年度中に卒業することが見込まれる人
4、高等学校の専攻科または特別支援学校の専攻科を卒業した人。または、当該専攻科の最終学年に在学していて年度中に卒業することが見込まれる人
5、専修学校(専門学校)と各種学校について
(A) 専修学校の専門課程または各種学校を卒業した人
(B) (A)に規定する当該専修学校の専門課程または当該各種学校の最終学年に在学している人で、年度中に卒業することが見込まれる人
(C) 平成3年3月31日以前に専修学校の高等課程を卒業した人
6、外国で学校教育における14年以上の課程を修了した人
7、高等学校を卒業した人もしくは中等教育学校を卒業した人、もしくは通常の課程による12年の学校教育を修了した人、または文部科学大臣がこれと同等以上の資格を有すると認定した人で、児童福祉施設において、2年以上の勤務で、総勤務時間数が2,880時間以上、児童の保護に従事した人
8、児童福祉施設において5年以上勤務し、総勤務時間数7,200時間以上 児童の保護に従事した人
受験資格についての疑問を解消するには、公式サイトの以下のページが役に立ちます。
(参考)
・全国保育士養成協議会:受験資格の確認
保育士資格取得特例
幼稚園教諭免許状を持っていて一定条件を満たす人は、2019年度末(平成31年度末)までの間(予定)、通常のルートと比べて容易に保育士免許が取れます。
特例制度については、当ブログの次の記事でまとめています。
・【スッキリわかる】 保育士資格取得特例制度
保育士試験が年に2回に?
人手不足が深刻化している保育士を確保するため、厚労省は、年に1回実施している保育士の資格試験について、2016年度からは年に2回実施できるように都道府県を支援する案をまとめました。
厚生労働省に電話で聞いたところでは、追加で増える試験は、「地域限定保育士」のイメージに近い印象。追加の試験を実施する都道府県と、実施しない都道府県が出てきそうです。
保育士試験がどう変わるかについては、当ブログの次の記事でまとめています。
・【変更点】 保育士になるには (資格取得方法)
国家試験対策
受験資格を満たす人の場合、通信教育で試験対策をすることもできます。ユーキャンや四谷学院、キャリアカレッジジャパンといったところが通信講座を開講しています。
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