スポンサーリンク


2012年7月26日木曜日

精度はどうなの?エステー・エアカウンターEXの口コミ・評判

■精度はどうなの?エステー・エアカウンターEXの口コミ・評判

エステーの新製品の精度ですが、やや低めの数値が出るようです。

群馬大学の早川由紀夫教授は、ブログに、放射線測定器の正確さを比較した写真を掲載。4機種で比べています。具体的には、Mr. gamma a2700(ミスターガンマ)、HORIBA radi PA-1000、旧エアカウンター、そして新製品のエアカウンターEXの4つです。

(ソース)
・早川先生のブログ:クリアパルス、ホリバ、黒タマゴ、白タマゴ
(2012年7月4日)
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-527.html

リンク先にいくつかの写真が掲載されています。そのうちの1つの画像を見ますと、同じ場所で、次のような放射線量を表示しています。

・Mr. gamma a2700   :0・059μSv
・HORIBA radi PA-1000:0・062μSv
・旧エアカウンター   :0・09μSv
・エアカウンターEX   :0・05μSv

*黒色の線量計が、エステーの新製品。


計測値は、ややブレる?

エアカウンターEXは、正確さで定評のあるシンチレーション方式。他の製品は、値段が10万円以上するのが一般的です。一方、エステーのこの放射能測定器は、標準価格で2万円くらい。なので、値段の割には、まずまずの性能のようです。旧製品の口コミは、計測時間が長く、数値のブレが大きいといった評価・レビューが目立ちました。新製品は、計測時間は短縮。ただ、数値はややブレるようです。

同じシンチレーション方式でも、先述のミスターガンマや堀場製作所のPA-1000の方が精度的にはすぐれているようです。安い放射能測定器は、自分だけで測る分にはいいのですが、他の人にも知らせる場合、精度が低いために迷惑をかけることがあります。私の場合ですと、精度の低い放射能測定器で計測してからtwitterで「測定値が上がっている」とつぶやいたところ、精度の高い測定器で測った人から「測定値は上がっていない」と指摘されて恥ずかしい思いをしました。そんな経緯から、結局は10万円以上の測定器を購入しました。

また、今回比較が行われた機種は、いずれもガンマ線(γ線)しか計測することができません。しかし、とくに放射能汚染が心配される地域では、アルファ線(α線)やベータ線(β線)にも注意が必要です。その場合、別のガイガーカウンターで計測することになります。